この記事では会社を自己都合退職後、社会保険・税金関係の手続きをどの順序で行い実際に手続きにかかった期間を自分が調べ体験したことを記録形式に伝えていけたらと思います。また同じように退職後の手続きが分からないと考えておられる方の参考になればと思います。僕の場合は独身実家暮らしで、私情の事から就職活動しつつも休息期間と資格などこれまでしてこなかった体験期間にする予定です。人それぞれ会社を辞める理由はさまざまですが、退職後の手続きの流れを理解していれば次のステップに移りやすくなります。僕の経験も織り交ぜて書いていきます。
退職後に行う手続きの順番は、次の通りです。
①国民健康保険か任意継続保険(2年間継続)のどちらかを選択
②国民年金の加入
③雇用保険(失業保険)の手続き
④住民税の支払い
⑤令和6年分(今年分)所得税の確定申告(令和7年2月16日~3月15日まで)
健康保険の手続き
今年の8月23日付で有給消化期間終了と退職へ。退職日翌日の24日から健康保険など手続き開始。国民健康保険の加入は退職日翌日から14日以内、任意継続(2年間延長)は20日以内と決まっています。
事前に国民健康保険は役所、任意継続(2年間延長)は協会けんぽに見積もりを出してもらいます。どちらか安くなる方を選択。私は任意継続が安かったのでこちらにしました。
私は退職日翌日が土日だったので26日から任意継続手続きへ。申し込み用紙は協会けんぽに問い合わせるとコンビニのコピー機で受け取れるとの事。その日、普通郵便で書類を提出しました。会社の健康保険証は退職日以降は使用できなくなるので同じ日に速やかに簡易書留で前職場へ返却。2週間後の9月9日保険証が自宅に到着。健康保険の手続き完了。
国民年金の加入と納付猶予申請
9月9日、離職票が自宅に届く。9月10日年金事務所へ国民年金加入手続きに行く。しばらく収入がない状態になるので納付猶予申請も行いました。私の場合、実家暮らしで世帯主ではないので全額免除ではなく納付猶予での審査になりました。3週間後の10月2日「国民年金保険料免除・納付猶予申請承認通知書」が自宅に届きました。国民年金の手続き完了。
国民年金は手続きに離職を証明する書類が必要。離職票は2枚あり「雇用保険被保険者離職票ー1」と「同じくー2」があります。
ここで注意するのは、離職票が届いたら早めにその日離職票をコピーし国民年金手続きから始めておく事をお勧めします。なぜなら先に雇用保険手続きに行ってしまうと、ハローワークで離職票の元本は回収されてしまうからです。その場合、管轄のハローワークで再発行という手間がかかります。年金手続きでは私の場合離職票のコピーを予め持っていてコピーを提出するだけでした。
冒頭に国民年金の手続きは14日以内と書きましたが、万が一遅れる場合も考慮し年金事務所に問い合わせたところ14日過ぎていても届いたら速やかに手続すれば大丈夫とのこと。
手続きに必要なものは以下になります。
本人確認書類(マイナンバーカード・運転免許証など)
雇用保険被保険者離職票ー1と2のコピー
年金手帳
雇用保険(失業保険)の手続き
9月10日年金の手続き完了後、ハローワークへ雇用保険(失業保険)の手続きへ。
求職者登録と雇用保険手続きへ行く。受給資格決定日(雇用保険手続きに行った日)を含め7日間は待期期間でこの間は無支給期間となります。私は自己都合退職なので待機満了日が過ぎてからもさらに2か月間の給付制限期間があります。その間の初回認定日に1回以上、2回目認定日に2回以上の求職活動実績を行わないといけません。
9月25日雇用保険受給の説明会があり、ハローワークへ。これに出ないと10月10日初回認定日までに1回以上の求職活動をしたことにならず支給対象とは認めてもらえなくなります。その日、1時間半ほど説明を受け終了。
私の退職後の流れ
6月28日最終出社日。
7月1日~8月23日(退職日)有給消化期間
8月28日任意継続保険の手続き
9月9日離職票と任意継続保険証が自宅に到着
9月10日国民年金の納付猶予手続きと雇用保険(失業保険)手続き
10月7日国民年金「納付猶予承認通知書」が自宅に到着
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