任意継続→国保へ切り換えるには〇月前

会社を退職した時、これから自分自身に降りかかってくるのが健康保険料だと思います。
健康保険には2種類あって、任意継続保険と国民健康保険とがあります。
退職時1年目に加入する健康保険は人にもよりますが、大体は任意継続が安くなる場合が多いです。(僕自身も退職翌日、役所で仮計算してもらった所、任意継続が安かったのでこちらにしました。)
しかし、2年目からは国民健康保険へ切り換えた方が保険料をかなり安く抑えられるので単身である僕自身が調べ実際にそうなったことを書いていきます。
あくまで僕個人のケースなので一例として見ていただければと思います。

ベストな健康保険の切り換えタイミング

まず、2種類の健康保険についての特徴として

〇任意継続保険
在職中の給与を元に決められており、これまで会社側が半分負担していた分が自分負担に乗っかってくるので、負担額が2倍大きくなる。(最長2年間加入できる)

〇国民健康保険
前年の所得を元に決まるので、人によっては保険料が高くなる場合がある。

上記のような特徴があります。
しかし、僕のようにある月の前までに手続きをすることによって、保険料をかなり安く抑えれます。

それは3月です。
4月は年度が切り替わる時期のため、保険料は昨年1月~12月までの収入に基づいて再計算されます。
ここで前に書いた任意継続保険は2年間加入できますが、2年目に払う保険料は1年目と変わりません。
ですが、国民健康保険は前年の収入により再計算されるので、年度が変わる2年目以降収入に応じて安くなります。

僕の場合、去年8月末に自己都合退職し以降は無収入のため、納める税金が少なくなったので今年3月(年度が切り替わる前月)第1週に健保組合に任意継続脱退の申し出を提出し国保の切り換え手続きを開始。
※これまで任意継続保険は2年間継続利用が前提でしたが、2022年1月以降から任意継続の法改正により自分の意志で脱退できるようになりました。

自身の切り換えの流れ

僕がいつ頃手続きを行ったか、詳しく記述すると

  • 3月7日 健保組合に健康保険資格喪失申請書を提出
  • 3月27日 健康保険資格喪失通知書が自宅に到着
  • 4月1日 役所へ国民健康保険申請手続きへ
  • 4月4日 国民健康保険証が自宅に到着(切り替えが完了)

役所での手続きに必要な物
〇健康保険任意継続被保険者資格喪失通知書
〇身分証(運転免許証かマイナンバーカードの内どちらか)

これで手続きが完了します。

実際の保険料はどうなったのか

退職日以降、僕が実際に払ってきた任意継続保険料とこれから払う国民健康保険料がどれだけ違うかざっくりですが、書いていきます。

〇任意継続保険(2024/8~2025/3末)1ヶ月の保険料¥25,000・加入期間8ヶ月
25,000×8ヶ月=¥200,000
※先ほど8月末退職と書きましたが、正確には有給消化期間で8月23日退職のため月途中退職扱いとなり8月分もまとめて支払いました。

〇国民健康保険(2025/4~2026/3末まで)1ヶ月の保険料¥7,000
7,000×12ヶ月=¥84,000

1ヶ月で見ると△18,000、1年で見ると△216,000減額になります。

上記で計算した結果、かなり保険料を抑えられることが分かります。
前年の所得が減ったり、無収入になった場合かつ任意継続2年目を迎える人は年度が変わる4月までに国民健康保険を検討することで余計な保険料を多く支払わずに済むことがお分かりになるでしょう。

まとめ

前職を退職して早10ヶ月。
性格上、物欲や衝動買いというのがなく現在実家暮らしというのもあり、節約志向も相まって何とか無職期間を自分なりに楽しんでいますが、このような状況でも毎月の保険料というのはかかってくるもの。
できれば、安く抑える方法はないか調べ尽くした結果今回の制度を知りました。
知るか知らないかでこれだけの差があるのかと。
これから退職する人、僕のような休職期間を過ごすという人の参考になれば幸いです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました